こんにちは、kinacondaです。
先日、「仕事はいい加減でいい」と少々刺激的な話をしました。
そうは言われても、毎日「仕事だるいなぁ」と考える自分を、
「ダメ人間なのかなぁ」と悩まれている方がたくさんいるかと思います。
でもご安心ください。
僕も完全にその一人ですし、そもそも世の大半の人がそうだと思います。
みなそれぞれの方法で上手く対処したり、考えないようにしているだけじゃないですかね。
そこで今回は、僕がオススメするダルさへの対処法三つをお話していきます。
やる気スイッチが入るまでには段階がある
まず覚えておくべきことは、いきなりやる気スイッチは入らないということです。
運動をする際にまずはストレッチや軽いジョギングから始めるように、徐々に体と頭を慣らしていく必要があります。
それをきちんと理解していないと、机に向かって加速しない自分を不必要に責めてしまいます。
そうなるとますます気持ちが下がって悪循環しか生まれないので、自分自身に「やる気は動きながら徐々に出てくるもの」と言い聞かせるようにしましょう。
ということで、早速どうウォームアップしていくか、具体的な方法について触れていきます。
①出勤前に感動系動画を見る
僕がよくやるのは通勤時の動画鑑賞です。
さすがに出勤して席に着いて即着火、というのは求めるだけ酷ですからね。
なので、通勤時を有効利用するようにしましょう。
特に誰しもが最もダルさを感じる月曜朝の通勤時はオススメです。
動画内容に関しては、感動系の中でも「頑張って成功した」系が一番ですね。
僕の場合、今ならラグビーワールドカップということもあり、日本戦の勝利ゲームのハイライトだったり、あと前回大会の南アフリカ戦の動画が鉄板です。
特にこのラスト10分を見て泣かない時はありません。。
そういった動画を見ることによる効果が二つあります。
- 涙腺を刺激されることで、単純に目が覚める
- 人の努力する姿を見て、「自分も少しでも頑張らないとなぁ」と感じることができる
もうここまでの状態にもってこれれば、出勤前としてはパーフェクトだと思います。
まずはボーっとしている自分を叩き起こす、くらいの感覚でいきましょう。
もちろんラグビーやスポーツに興味ない、という方もいると思いますので、その場合はお笑い系をオススメします。
「笑う」という行為自体に、感動系と同じく目を覚ます効果があるからです。
ただ僕の場合、少しお笑い系はリスキーでもありますね。
というのも、元気になる一方で、その後も思い出し笑いをして結果集中できない、ということも多々あるからです(汗)
そこは個人の性質かなぁとも思いますので、僕と違って気持ちの切り替えが得意、という方はお笑い系で全然良いと思います。
②頭を使わない作業や得意な仕事でまず手を動かす
気分が乗ってきたからといって、自分を過信するのは危険です。
なぜなら、気分が乗った要因は仕事とは関係ないところからきているからです。
動画で勢いづいていざ作業にとりかかると、
「さっきまで楽しかったのに一気に現実に引き戻された。。」と逆にげんなりしてしまうケースがあります。
なので、そこはあくまで慎重に、まずは「仕事」に慣らしていくことを心がけましょう。
そこでオススメなのは、あまり頭を使わないエクセルのデータ入力系作業です。
あるいは、自分が比較的得意な作業や好きな仕事でもいいと思います。
例えば僕の場合、最近はこのブログを書くことから始めたりしますね。
そうやって、自分にとってハードルの低い仕事から始めて、まずはリズムを作ることが重要です。
イメージで言うと、小学校時代、体育の授業でやった流れるプールですね。(未経験の方はすいません。。)
クラスメート全員でプールの縁側を歩きながら流れを作っていくプレーなんですが、
あれも最初こそ水の重みで負荷を感じるものの、流れができると一気に軽くなってどんどん加速していきます。
あれと同じで、仕事も最初に慣れるまでが辛いだけで、一度「流れ」ができると一気に頭が回転し出します。
なので、流れができるまでは、より精神的に負荷の少ない作業から始めるようにしましょう。
③散歩する/場所を変える
作業を始めたものの、なかなか自分の中で加速度が高まらないという場合は、環境を変えることが効果的です。
ひとまず数十分散歩してみるのもいいですし、最初からカフェや公園に移動して作業するのもいいでしょう。
やる気が出ないことに対して、その場で悶々としていても何も変わりません。
さっさと諦めて、別の手段に出た方が何倍も効率的です。
僕個人としては、特に散歩が最もオススメな対処法です。
先ほどから体のウォームアップに絡めて話していますが、歩くことそれ自体がウォームアップになるので、
徐々にそれまで全身を覆っていたどんより感が抜けていきます。
体を動かすことで、自然と頭も心もスッキリしてきて、いつの間にか集中できる状態になるのです。
有名企業の社長で出勤前にランニングをする人が多いのも、おそらくこれが理由かと思います。
ただ、「そういはいっても簡単にオフィスから出られないよ。。」という状況の方もいらっしゃるでしょう。
僕自身もコンサル時代、クライアント現場に常駐する際にそのような雰囲気を幾度と経験しましたが、
そういう場合は、PCを片手に何らかの会議に向かうようなフリをして外に出ていました(笑)
もちろん、後で腹黒い誰かに指摘されないよう、GoogleカレンダーやOutlook上にダミーの会議情報を入力しておくという周到さを踏まえてですよ!
それでも指摘される場合は、もう素直に上司に話すでいいと思います。
「それが自分が効率的にやる最善策で、自分が効率的に作業をして成果を出すことが、組織にとってもプラスじゃないのですか?」と。
そこまで言っても理不尽な根性論を振りかざしてくるのであれば、転職への決定的なアシストをしてくれた、と開き直りましょう(笑)
自分を責めず受け入れる
以上、だるい時の対処法についてお伝えしてきました。
繰り返しになりますが、基本的な原理はウォームアップと同じです。
それを踏まえ、以下のステップを意識しましょう。
- まずは動画の刺激で目を覚ます
- ハードルの低い作業でリズムを作る
- いよいよ頭を使う作業に着手する
そして、この方法を実践していく上で重要なことは、だるいのは当たり前と受け入れることです。
そうしないと、ただ自分を責めてしまい、自己嫌悪に陥って身動きがとれなくなります。
逆に「自分は所詮こんなもんだ」ときちんと受け止めることで、
「んじゃどうやってやる気出るようにするかな?」と考えられるようになるのです。
僕自身、それを受け止めた結果、気持ちも体と同様徐々に慣らすことで機能し始めるんだな、ということがわかりました。
なので、みなさんも、不必要に自分を「社会不適合者だ」と責めるのではなく、そんなもんだと受け入れてあげて、
ペットや子供をかわいがるように、自分自身を上手くかわいがってあげてください。
それが、自分に合う方法を見つけ出す最初の一歩です。
今回のお話が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ではまた。