なぜコンサルを辞めたのか?【三つの理由】

なぜコンサルを辞めたのか?【三つの理由】

こんにちは、kinacondaです。

過去に何度かコンサルの内情について触れてきました。

 

 

振り返ってみると、比較的客観的な視点でお伝えしたものが多かったかなと感じています。

そこで今回は、僕自身がなぜコンサルを辞めたのか、という主観的な話でコンサルの実情について迫っていきたいと思います。

 

 

コンサルを辞めた三つの理由

 

嘘偽りなく、引き続きコンサルが尊い仕事であるという考えに変わりはありません。

でも、僕自身がそこを離れたのには三つの理由がありました。

 

①子供の誕生

一番大きな理由は子供の存在です。

なぜそれが大きかったのか、理由は二つありました。

  • 最大限成長の過程をこの目に焼き付けたい
  • 仕事でつまらなそうな顔をしているところを見せたくない

 

もしこのままこの働き方を続けていたら、あっという間に子供が大人になっているだろうなと感じていました。

一番かわいい時期に多くの時間を過ごせない、これがシンプルに嫌だなと思ったのです。

そしてあの時の自分は、たまに会った時に子供に笑顔を見せられる自信がありませんでした

それくらい日々尋常じゃないストレスを抱え、また休日はひたすら寝るか飲む、という生活だったのです。

 

もちろん早くから社会の厳しさをなんとなく理解させることも大切かもしれません。

でもそれ以上に、僕は社会には希望がある、そう子供に感じて欲しいと考えているので、

自分がそれを示せないなら別の環境に移るべきと考えたのです。

自分が子供の頃、亡き父がいつもしかめっ面をして家に帰ってきたのを見て、

将来働きたくないなぁと感じていたのが影響したかもしれませんね。

 

結果、今の仕事に転職して以降、毎日の保育園の送迎含め、休日もしっかり子供触れ合える時間ができて、本当に良かったと思います。

 

②上司達を見てワクワクしなかった

日頃の上司達の姿も、僕の決断に大きな影響を与えました。

より大きな仕事をこなすというワクワク感よりも、自分もああなるのかという絶望感が上回ったからですね。

ただでさえ自分自身が一つの案件で疲弊しているのに、上司達は多い人で三つくらいの案件を掛け持ちし、なおかつ社内活動や人事周りの仕事にも追われていると。

その分大多数の企業よりも高い給料がもらえている、といえばそうなんですが、

僕にはその高給のために耐え続けるイメージが湧きませんでした。

実際に、彼らの大半がそれと引き換えに体を壊したり、酒に溺れたりしているのを見て、

なおさら強くそう思いましたね。

 

何度か飲みの席で上司に聞いたことがあるんです、「なぜそこまで働けるのか」と。

僕はなんだかんだ楽しい、好きだからできるんだろと思っていました。

でも、返ってきた言葉は残酷なほどにシンプルなものでした。

 

「仕事だから」

 

え?という顔をしてフリーズしていると、こう付け加えてきました。

 

「そもそも仕事に感情入れたり好きを求めんな。キモイぞ」

 

そういうマインドにならないとやっていけない世界、逆にそういう人達を量産することで成り立ってるのがコンサル業界なんだ、ということを学んだ瞬間でしたね。

 

ちなみに、今でもその上司とは大の仲良しです。

だって、僕に絶妙なアシストをくれた人ですから。。。

 

③自分が助けたいと思う客じゃない

最後の理由は、誰のために働くか、です。

大手コンサルファームは、あれだけの社員を賄う必要がある分、どうしても大企業だけを相手にします。

表向きには「より社会にインパクトを与える相手だから」と謳っていますが、

シンプルに、充分な売上を確保するためです。

 

ではなぜ大企業相手だと面倒なのか?

ここ数年多方面から大企業否定論が聞こえてきますが、

僕の経験上その最大の要因は、社員の大半が自分の会社に情熱がない、ということです。

要は、彼らにとってはその看板を背負ってることで満足で、会社がどうなろうが知ったこっちゃないんですね。

そうなると、当然重視されるのは全体最適よりも個々の利害です。

だからこそ、物事がなかなか進みません

それが数人、数十人程度ならまだしも、たいていは数百人から数千人という組織なので、当然の話ですよね。

実際、コンサルは分析や作業よりも、そんな会社の未来に興味のない人をどう動かすかに苦心します。

会社として何をやるべきかはわかっているのに、自分は関心がないからやりたくない、

そういう相手のために、夜な夜な作業したり上司に怒られたりしてるのがアホらしく感じてしまったんですね。

 

例えば自分が医者だとして、何度言ってもタバコを止めない肺ガン患者がいたらどう思いますか?

大抵の人が、心の中ではサジを投げると思います。(一応処方や手術をするにしても)

基本的に大企業の大半がその肺ガン患者と同じです。

 

じゃ、自分が客をつかまえればいいじゃん?

と思われるかもしれませんが、コンサルファームでは、基本的にトップ層が営業をするため、

少なくともその立場になるまでに10年近くかかります。

僕には、そこまで10年下積みを続けるイメージがわかなかったです。

であれば、今すぐに自分が助けたい企業層を相手にしている会社に移ればいいやと。

 

実際現職に移ってから、その判断は正しかったなと日々感じています。

今支援しているスタートアップだったりベンチャー企業というのは、

大企業の体質に辟易して独立した人や、どうしてもやりたいことがあって起業している人が大半だからです。

なので、非常に前向きな議論ができるんですね。

いくら根拠やロジックを固めても動かない大企業に対し、彼らはすぐに動く気満々で、あと最後の一押しとなる助言や根拠待ち、という状態がほとんどです。

 

どうせ誰かのために時間を使うなら、しっかり動いてくれる人のために使いたい、僕はそう考えます。

 

 

まとめ:色んな意味での「時間」が決定打

 

以上、僕自身がコンサルを辞めた理由についてお話してきました。

結局のところ、家庭を含めた自分の時間、そして誰のために時間を割くか、それが大きな要因だったと思います。

昔から人に時間を支配されるのが嫌、という考えが強かったゆえに、必然的な流れだったかもしれないですね。

他の経験者はどう考えているのか?と気になる方は、コンサル専門エージェントに相談するのもいいでしょう。

 

今回のお話が少しでも役に立てたら嬉しいです。

ではまた。

コンサルカテゴリの最新記事