こんにちは、kinacondaです。
これまで何度か僕の留学先のイギリスについて触れてきました。
その度に「なぜそこまでイギリスを推すのだろう」と感じた方がいたかもしれません。
特に、今後留学を検討している方で「イギリスって他の英語圏と比べて何が良いんだろう?」と考える方も多いと思いますので、
今回は、イギリスを選ぶべき理由について語っていきます。
なぜイギリスがベストなのか
実際に住んでみて、ホームシックなどありえないといった感じで満喫した僕ですが、
住んでみて、特にみなさんにプッシュしたいと感じたポイントは四つあります。
- 想像以上のソフトパワーがそこにある
- バイトができる
- 簡単にヨーロッパ諸国に旅行できる
- イギリスから世界と日本の未来が見える
以上について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①想像以上のソフトパワーがそこにある
イギリスは我々の生活に強く根付く様々な文化を生み出しています。
例えばスポーツ。
イギリスで生まれた競技といえば、サッカーに始まり、ラグビー、テニス、ゴルフ、クリケットと多岐に渡ります。
特にサッカーは、大半のイギリス人がどこかしらのクラブを応援していて、生活から切り離せないものになっています。
従って、プレミアリーグがある週末は、日本で代表戦がある時と同等もしくはそれ以上の熱気をパブで感じることができます。
スポーツ以外では、やはり音楽。
特にロックはビートルズやストーンズの存在からも、イギリスが聖地といっても過言ではないでしょう。
以降もOasisや最近のColdplayなど、引き続き世界を席巻するバンドを生み出し続けています。
その影響か、日本以上にあらゆる場所にストリートミュージシャンがいますし、当然ライブハウスも至る所にあります。
日常の中で、音楽が他の国以上により近いところにある、それを感じることができるでしょう。
そして最後になんといってもパブ。
週末だけ訪れるというより、仕事後帰宅前に一杯立ち寄ったり、昼休みの時にくつろぎにくる、という方が大半です。
ビールや仲間との会話もそうですが、僕が思う一番のパブの魅力は、多くのイギリス文化を一度にそこで味わえるということです。
サッカーやラグビーの試合がある日はビール片手に観戦を、週末の夜などは、近所に住むアマチュアバンドらの演奏を見ながら音楽を楽しめます。
つまり、大抵のことはパブで消化できるということです。
日本と同様小さい国でも、なぜこれだけ多くの外国人を呼び込めるのか、実際生活してみると、その理由に気づくのは難しくないでしょう。
②バイトができる
イギリスでは、留学ビザでもバイトができるので、お金の心配がある方でも安心です。
ここがアメリカとの大きなかもしれません。
学期中は週に10時間、それ以外の期間は週に20時間という制約はありますが、
小銭を稼ぎながら、英語を磨きや現地での人脈作りにもなるわけですから、やらない手はないと思います。
僕の場合、ベタですが、パブでバイトをしていました。
確か時給は7ポンドくらいでしたので、当時のレートで900円弱といったところでしょうか。
東京の時給より安いかもしれませんが、食費分は賄えていましたし、勤務後お店でそのまま一杯飲ませてもらってパブ代を浮かせていたので、充分満足といった感じでしたね。
そしてなにより、日本との働き方の違いを体感できたのがお金以上の財産だと感じます。
僕自身留学前に日本で飲食のバイトをしていたこともあり、「こんな適当でいいのか」と戸惑ったことが何度かありました。
店の食材をつまみながら、「京都はどんなとこだい?」などと色んな国から来たバイト仲間に聞かれ、和気藹々と働いていたのが良い思い出です。
賛否両論はあるかと思いますが、必ずしも自分を殺して働きまくるのが正解ではなく、
「そんな感じでも世の中回るんだ」と気づけたことが大きな財産になったと感じています。
現地でのバイト探しは、Gumtreeという以下のサイトで探すのが一般的です。
ただ、やはり留学生は優先度が低くなるため、僕のように店に出向いてオーナーに直談判する方が効果的だと思います。
そもそもバイトではなく、「まずきちんと働いてみたい」ということであれば、インターンシップを利用するのもいいでしょう。
僕の時代は所属する大学経由のインターンでしたが、最近では以下のような斡旋業者もあるので、
自分が滞在する期間に合わせて最適な形を選択することができますね。
③簡単にヨーロッパ諸国に旅行できる
近隣諸国と地理的に近い、というのが他の英語圏国にないイギリスの最大のメリットかもしれません。
そもそもイギリス国内でもイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドと、4カ国分の文化を味わえますし、
フランスやベルギー、オランダにはロンドンからユーロスターに乗って電車で3時間程度です。
もちろんイギリス自体にもたくさん見るべき物はありますが、でもせっかくならそれ以外の文化にも触れてみたいですよね。
そういう方にとっては、一つの国にいながら電車で簡単に欧州諸国に訪問できる点は非常に魅力的かと思います。
僕自身、週末ユーロスターでフランス人の友人宅に遊びに行ったことは、今でも印象深い思い出です。
他の英語圏と違って、「世界は意外に近い」と思えるのはイギリスならではでしょう。
④イギリスから世界と日本の未来が見える
今でこそ世界はアメリカや中国を中心に回っているように見えますが、イギリスは過去幾度と地殻変動をもたらしてきました。
近代化や産業革命に始まり、今では正にBrexitがそうですね。
そういった現場を間近に見れることで、今後の人生で大きな示唆を得られるのは間違いありません。
僕が留学していた頃は、イギリス発ではないもののリーマンショックがあり、シティでのデモも間近に目撃しましたし、
身近な友人が何人か身近に失業した例もありました。
それから数年後に再訪問した際には、ちょうどスコットランドの独立運動が起きていて、
グラスゴーのパブで常連のおじいさんから話しかけられ、独立についての想いを聞けたのは印象深い思い出です。
一見、現在の国家体制、国際経済の仕組みで最適化されているように見えても、
実際は自民族のプライドだったり、感情が優先されることがあるんだなぁということがわかりました。
そういう部分は、外国の方と仕事をする際などに知ってて損はない知識ですよね。
大きな歴史的事件が起きた際に、身近に関わっていた人や接触した人が何を考え、なぜそのような行動をとったのか、
そういったマスメディアでは得られない一次情報に触れられることは、きっと思考の幅を広げてくれるはずです。
特に、そういう世界を揺るがす事件を目の当たりにできるというのは、多くの国で得られるものではありません。
そういう歴史的事件をきっかけに、過去になかった世界や日常への視点を持てる、
そんなチャンスがあるのがイギリスという国ならではの側面なのです。
迷っているならイギリスに行こう
以上イギリスを選ぶ四つの理由について話してきました。
多少なりともこれまでよりもイギリスへの関心が高まったのであれば、嬉しいです。
たとえ国際経済での覇権をよそに握られようと、引き続き新たなトレンドを生み出すイギリスは、なお魅力的な土地であることに変わりありません。
変わらない伝統と新しさが混在する英国で、ぜひ青春時代を謳歌してみてはどうでしょうか?
思い立ったが吉日で、その気になられた方は、早速IELTSの準備を始めちゃいましょう!
ではまた。