「仕事は辛くて当たり前」は正しいのか

「仕事は辛くて当たり前」は正しいのか

こんにちは、kinacondaです。

最近「好きなことで生きていく」、あるいは「好きを仕事にする」という言葉をよく耳にしますよね。

それを聞いて大半の方が「そんなの無理でしょ?」「どうやって?」と疑問に思っているのではないでしょうか。

僕自身も、コンサル時代までは「嫌な事でも耐えてやるから金がもらえる」、そう思って日々を過ごしていました。

でも本当に苦手な仕事で耐え続けていることが正しいのか、今回はそれについて僕の見解を語っていきたいと思います。

 

 

嫌な事や苦手なことを続けていてもスキルは向上しない

 

結論、苦手なことや嫌なことをし続けていても時間の無駄です。

なぜなら、好きなことをやっている時と比べると、スキル向上のスピードが圧倒的に遅くなるからです。

例えば今正に嫌な事ばかりやる環境にいるとして、その仕事のために土日も自分で学習しようと思いますか?

もし答えがNOなんだとしたら、即次の道に向けて準備を始めた方がいいと思います。

もちろん、自分としては全然楽しくないと思う仕事をしていても、

どうしても追いつきたい同僚がいる、あるいは上司を見返したい、という気持ちが強い場合は、休みの日でも何か努力することもあるでしょう。

でもそれすらないのであれば、それはあなたの責任ではなく、単にその仕事や環境が合っていないだけなので、さっさと自分に合う環境を探した方が賢明です。

なぜなら最も大切なことは、たとえ景気が悪くなろうが、勤め先が倒産しようが、自分が確実に食べていけるスキルを見つけることだからです。

言い換えると、自分にしか提供できない価値をいち早く習得することが、安心して暮らしていくための命題なのです。

 

実は、僕自身もコンサルから現職に移る前に、正にそういう状況がありました。

コンサルが目指す企業変革とそのための戦略作りというのは非常にエキサイティングではあったのですが、

日常における根強い上司の「罵倒」の文化や、戦略を作る裏で延々続く地道な座り仕事が僕には耐えられなかったのです。

やはり元々が営業マンだったということもあるのでしょう。

どうしても一日中PCとにらめっこしながら分析したり、資料を作ったり、というのが性に合わなかったんだと思います。

当然、「合わないなぁ」と思いながらやっているので、パフォーマンスも上がらず、更に上司に怒鳴られるという悪循環が続いていました。

それが日々繰り返される中で気づいたのです。

 

多分このままやっていても、自分の成長速度も上がらないし、こんな自分がいる会社にとってもプラスはないだろうと。

 

もちろん、嫌なことでも続けていることで一定スキルアップすることはあります。

実際に、あれだけ嫌だった資料作成も、現職に来たら一番得意な人間になってるわけです。

でも、ここで大事なことは、「もしそれが好きな事だったら?」という観点です。

もし僕がコンサルでやっている資料作りや分析作業が好きだったら、おそらくもっと早くスキル向上し、そこからプラスアルファ自分なりに工夫して他のスキルも身につけたのではと思います。

なぜなら、好きなことはたとえ仕事以外の時間でやっても苦にならないからです。

これは僕が英語をやっていた時がそうで、365日毎日やっても全く辛いと思わなかったですし、そもそも努力という感覚すらなくなっていたように思います。

 

それらを踏まえ、自分自身が将来やりたいことを改めて整理してみました。

そして将来自分が「こうありたい」という姿から逆算して、今のマーケティング職に就いたのです。

結果としては、「石の上にも三年」にこだわらず、もっと早く動いていればと感じています。

 

今回これを目にしたみなさんには、僕のように「もっと早く動いていれば」という想いをして欲しくありません。

そこで、ここからは、僕の言葉以上にみなさんの背中を押してくれるであろう偉人達の書籍をご紹介したいと思います。

 

 

『そろそろ、大好きなことで生きていこうよ』

一冊目は、現在キャリアコーチ且つYoutuberとしてもご活躍されている、クリス・モンセンさんの書になります。

印象的なのは、この題名には反し、「大好きなことで生きていくのは決して楽な道ではない」という前半のメッセージですね。

というのも、自分の好きなことで食べていくためには、しっかりとした準備と計画が必要だから、というのがその趣旨です。

まずは自分の市場価値を高めて、経済的にもリスクとれる状態になってから挑戦しないと結局頓挫してしまうよと。

つまり、いきなり飛びつくのではなく、どういうスキルが必要で、どれくらいのお金が必要か、

そういう現実的なプランが必要だということを繰り返し説いています。

 

その大前提を踏まえた上で、改めて好きなことを仕事にした方が良い理由が後半で語られています。

結局人間好きな事じゃないと努力できない、しようと思わない、ということを踏まえると、

苦手な事や嫌いなことを仕事にするのは非効率だよね、という趣旨ですね。

 

僕が一番納得したのは、「辛さが正しい道を教えるシグナルになる」という部分です。

上述の通り、僕自身コンサル時代まで、僕自身も「仕事は苦しいもの」という呪縛にとらわれていました。

でもやはり人間正直なもので、それが積み重なると、それまで腹を立てなかったことに腹を立てたり、どんどん自己肯定感がなくなって何をするにもダルさを感じるようになります。

その結果、ますます仕事でのパフォーマンスが落ち、上司に余計叱られるという悪循環に陥ると。。。

そうなったときに、しっかりと「自分のハートに耳を傾けよう」、そうクリスさんは語っています。

その時の自分の素直な気持ちが、次の道へのヒントになる、ということですね。

 

今目の前の仕事に苦しんでいて、本当にこの環境で耐え続けるのが正しいのか?そう悩まれている方にこそ手に取っていただきたい一冊です。

 

 

『労働2.0』

次は、お笑い芸人でありながら、最近ファッションブランド経営やYoutuberとしても大活躍しているオリラジ中田氏の書になります。

氏の最近の幅広い活動をもって、「みなも起業しよう!」という論調かと思いきや、意外にもそうではありません。

こちらもクリス氏の書同様、非常に地に足の着いた話が展開されています

というのも、中田氏が冒頭で強調しているように、彼自身も今も尚吉本からの雇われの身だからですね。

それを踏まえ、いかにして少しずつ自分らしさを出していくか、というのがこの書の趣旨になっています。

全体を整理すると、中田氏が強調したいポイントは以下三つだと感じました。

  1. 雇用されることを唯一の選択肢にしない
  2. やりがいだけを求めない(やりがいと報酬は両立すべきもの)
  3. 世間から植え付けられた「~しなくてはいけない」という思い込みを減らしていく

 

まず一つ目の「雇用されることを唯一の選択肢にするな」という主張についてです。

この主張は、仕事について根源的に考えると、みな「暇だから」やっているのにすぎないので、

そうでであればより楽しく暇つぶしできた方がベターでしょ、という地に足のついた氏の思想に基づいています。

いきなり起業と考える前に、今より少しでも楽しむために、他の選択肢もあるんじゃないの?と考えてみることがまずもって大切だよ、というのが氏が伝えたいメッセージだと思いました。

 

二つ目のやりがいに関する話。

これもある意味当たり前のことを言っていて、報酬が伴わないと続かない旨を話しています。

なぜなら、報酬は単なる利益だけではなく、「評価」、つまりどれだけ尊厳されているかも示しているからと。

確かに、これはトップアスリートを見ると納得できますよね。

既に充分余生を不自由なく暮らしていける年俸をもらっていながら、それでもより高額年俸を提示する球団に移籍したりする例をよく見ます。

それは、もはやお金だけを求めているのではなく、自分がそれだけ評価されているんだ、ということを知りたいからなんだと思います。

だからこそ、クリス氏の主張と同じく、自分がやりたいことでしっかり稼げるようにしないといけない、というのがここでの趣旨だと感じました。

 

最後に、古い思い込みを捨てるべきと言う話ですね。

好きなことで生きていくためには、とことん自分と向き合うことが重要と説いています。

何をやりたいのか、なぜやりたいのか、何のために働くのか。。。

なぜなら、僕たちは無意識のうちに、無数の「~しなくてはいけない」という思い込みに縛られているからだと。

従って、まずはそこから自由になること、そうやって本当にやりたいことに近づける、というのがこの点における中田氏のメッセージとなっています。

 

以上を踏まえ、好きなことで食べていく上で、いかにしてマインドセットを整え少しずつ実現に近づいていくか

そういった具体的な方法論を知りたいという方に、ぜひオススメしたい一冊です。

 

 

 

地に足をつけて考えるべき

 

以上、好きなことを仕事にする、好きなことで生きていくことについてお話してきました。

ご紹介した両者共に共通していたのは、何も考えずに今すぐ飛び出すな、ということです。

しっかり自分と向き合い、自分の市場価値を見極め、明確な行動計画を立てる。

好きなことで食べていくためには、そういう段階を一つ一つ踏んでいく必要がある、というのが繰り返されています。

もう一点共通していたのは、なぜ好きなことをやるべきかという理由の部分です。

スキル向上の観点では、ある意味消去法的に好きな事をやった方が効率が良いよね、という風に両者共に語っています。

そして、「好き」、「得意」に基づく幾つかのスキルを掛け合わせることで、自分の稀少性はどんどん高まっていくと。

 

今回話した僕自身の経験もそうですし、彼らの書からも、「好きなことで生きていく」ことは、

恵まれたことなのではなく、これからの時代に「最適な」方法なんだということを感じていただけるはずです。

実際そう感じて新たな一歩を踏み出すきっかけになれば、これ以上ない喜びです。

僕自身もまだまだそれに向けて歩んでいる途中なので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

 

ではまた。

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